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2012年09月01日

【地元ネタ】奉納エイサーを見よう!

エイサー好きには知って欲しいお話だけど、
長いなぁ(笑)という、担当Fの個人的なお話。

【地元ネタ】奉納エイサーを見よう!

糸満市物産センターのある、糸満市。
たくさんの青年会エイサーがあります。

その中のひとつ、喜屋武青年会は、
慰霊の日・終戦の日、そして旧盆ウークイの日に
平和祈念公園での奉納エイサーを行ってます。

この由来を聞いてみると、34代会長の時、今から14年前に
喜屋武にエイサーを伝えた、中部の屋慶名青年会から
「エイサーをただ踊るだけではなく、
 何か自分たちにしか出来ない事を考えてみろ」と言われたそうです。

元々、このエイサーは念仏踊り、つまり亡くなった人を弔うもので、
しかも自分たちは糸満、南部に住んでいて、
ムラの先祖だけではなく、戦争で亡くなった御霊に向けて
エイサーを踊れるのは自分たちだけではないか、
と考えて始めたものだそうです。

一時途切れたものの、2009年からは毎年開催しています。
時節柄、平和祈念公園に観光で見えた方も多かったので、
「キャー、エイサー見られるぅ」という浮かれた声に
ちょっとむっとしながらいたら、青年会がきっちり挨拶してくれました。

 近年は祭りやイベントで年中エイサーが見られるけれど、
 もともとは、とむらいのための念仏踊り。
 伝統を受け継ぎ、守りながら、この地に生きることに感謝し、
 平和の祈りを発信して行きたいー。

静かな挨拶とともに始まった奉納エイサー。
場の空気がふっと、変わる感じがしました。

歌の中に、「守礼の島」という歌があります。
この歌がいちばん好きです。

 住まいや育ちは 違っていても 心は一つ 村おこし
 情けで結ぶ 琉球は ハイ 愛の島
 守礼の邦に花が咲く 愛の島

去年、この歌詞を挨拶で地謡のメンバーが話して
「東北にも、届きますように」と歌い始めて、
涙が止まらなかったことを思い出しました。


紙芝居贈呈の時もそうでしたが、会長は話していました。

「ただ、踊るだけではだめだ、地域のためにも何かできることを。
 そうして、子どもたちに青年会の素晴らしさを伝えて行きたい」
すっと、言葉に、そして行動にうつせるのは、すごいなと。
それを、おごらず、あくまで普通に当たり前のようにできるのも
本当に頭が下がる思いです。

各地に青年会があり、おそらく同じように
高い志を持って、活動していることと思います。
見に行って、キャー!もいいんですが
その姿に、心からの拍手を送る気持ちを忘れないでもらえたらな、と
いちファンとして、願うのみです。


追記。

今日、国立戦没者墓苑の方には
新聞、テレビなどいっぱい取材の方など見えてたのだけど
なんか、「いいシーンを撮る」のに一生懸命で、、、
(そこは撮らなくていいよ)的に手を大きく振ってバツしてみたり
ざくざく人の前を移動してみたり(もー、いっぱい写真にうつってる!)
終わってからも拍手もしないでいる記者さんたちが多くてがっかり。

「伝える」が仕事の方には、ぜひ、
忙しいかもしれないけども、大事にしてほしいことがあるなぁ……と
ここでつぶやいてみる。

いや、けっこう大きなテレビ局さんたちだっただけに、ざんねん。
そんなもん、、、なのかな。


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Posted by 糸満市物産センター at 20:00│Comments(0)今日のニュース
 
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